基礎配筋検査→断熱材の修正|店舗(石材店・墓石店)付き住宅
基礎配筋検査
岐阜県岐阜市で設計・デザイン、現場監理をさせていただいている「店舗(石材店・墓石屋の展示ショールーム、事務所)付き住宅」様の基礎配筋検査を行ってきました。
基礎配筋の鉄筋相互の間隔や、鉄筋が重なっている長さや鉄筋の太さが建築基準法や図面指示通りに施工されているか?を細かく検査をします。
断熱材:修正前
写真の手前水色の材料は基礎の中に入れる断熱材です。
写真奥の断熱材の入っていない部分は住宅部分、水色の断熱材の入っている部分は店舗部分となるのですが、住宅の床下断熱方法と店舗の床下断熱方法は違います。
店舗の床の場合は重量物を展示(本工事の場合は墓石)したり、土足で歩く事に配慮をした施工方法となり、施工順序は、
・地面→防湿シート→断熱材→鉄筋とコンクリート
となります。
今回、基礎配筋検査を行いましたら防湿シートと断熱材を入れる順序が間違っていましたので全てやり直してもらいました。
下の写真が「断熱材:修正後」の写真です。
断熱材は湿気に弱く、長い間湿気を吸っていると断熱性能が低下します。
下の写真「防湿シートと地面からの湿気・水分」を見ていただくと地面からは物凄い量の湿気・水分が上がってくる事が良くわかります。
ですので「防湿シート」で湿気を止めてから「断熱材」を敷かなければ断熱性能が低下してしまいますのでこの施工順序はとても重要です。
設計・施工のハウスメーカーや工務店に工事を依頼し、お施主様ご自身で現場監理をされている方は、この事を知らない現場監督が以外と多いのでくれぐれもお気をつけ下さい。
(ハウスメーカーや工務店の中には防湿シートや断熱材を入れずに施工をしている会社もあります。)
断熱材:修正後
今津デザイン事務所の仕様では平らな部分だけではなく、斜めに下がっている部分にも断熱材を入れる仕様となっているので、この後再度修正をしてもらいました。
防湿シートと地面からの湿気・水分
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